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2008年11月04日(火) 08時48分

小室プロデューサー取り調べ=5億円詐取容疑、きょう逮捕−大阪地検時事通信

 多くのヒット曲を生み出し人気を集めた小室哲哉音楽プロデューサー(49)が、楽曲の著作権売却をめぐり知人男性から5億円をだまし取ったとされる疑惑で、大阪地検特捜部は4日朝、小室プロデューサーに任意同行を求め、詐欺容疑で取り調べを始めた。ほかの数人とともに、容疑が固まり次第、同日中に逮捕する。また同地検は、東京都港区の自宅マンションを家宅捜索した。
 関係者などによると、小室プロデューサーらは2006年8月、兵庫県芦屋市の投資家男性に806曲分の著作権を10億円で売却することで合意。一部の代金として5億円を受け取ったが、著作権移転の手続きを取らず、返金要求にも応じなかった疑いが持たれている。
 小室プロデューサーと男性は今年7月、双方が起こした民事訴訟で、同プロデューサーが解決金6億円を支払う条件で和解。しかし、実際には数百万円程度しか支払われなかったとされる。
 男性側は「第三者に売却済みで、売ることができない著作権が含まれていることを隠して契約した」と主張。小室プロデューサー側は「5億円は別のイベント会社の口座に振り込まれ、自分は受け取っていない」と反論していた。 

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