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2008年11月04日(火) 08時01分

小室氏の妻KEIKOの実家に借金取り立てサンケイスポーツ

 小室哲哉プロデューサーの妻で音楽ユニット、globeのボーカルとしてともに活動してきたKEIKO(36)は、一転して奈落の底に突き落とされた。平成14年の結婚以来、夫を支えてきたが、ついには料亭を営む大分の実家に借金の催促がくるまで泥沼化。今年3月にKCOのソロ名義で活動を開始するなど、金策に走り回ったものの、最悪の事態は防げなかった。

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 豪華絢爛な5億円披露宴から6年。同じ額の詐欺容疑がもとで、愛する夫が逮捕されるとは−。一番の身近な存在だったKEIKOは、心を痛め続けていた。

 大分・臼杵市で明治38年創業の老舗ふぐ割烹「山田屋」を営む実家にも、借金返済を催促する電話が掛かってきていたという。KEIKOの母親はサンケイスポーツの取材に「昨年の夏ころから、投資家の人から(金を返せという)電話がよくありました。小室さんには伝えたが、事務所から『心配しなくていいですから』といわれていましたので…」と言葉少なに明かす。

 表向きは“借金生活”をみじんにも感じさせなかった。18年11月に東京・西麻布にオープンした「山田屋」の支店は、小室氏が手がけたBGMが流れ、昨年に出版されたレストランガイド「ミシュラン」で2つ星の評価を受けた。同年11月12日に父、山田晋太郎さんが享年63歳で死去。小室氏は通夜と告別式でglobeのデビュー曲「Feel Like dance」のピアノ演奏をささげ「父がいなくなることに実感が持てません」などとあいさつした。

 小室氏が気丈に振る舞えたのも、内助の功があったからこそ。愛妻は「KCO」としてソロ活動を開始し、今年3月12日には「春の雪」を発売した。同日にテレビ出演した際には、ファストフード中心の食生活を余儀なくされていることを告白。夫も別のテレビ番組で「この世からなくなって困るものは奥さん」と感謝の意を示していた。

 平成6年にイベントのオーディションで、小室プロデューサーから歌声を見初められてglobeのボーカルに起用され、8年後には前妻から略奪する形でゴールイン。披露宴の会見では、「今後は妻として、音楽の邪魔になるようなことはしたくない」と語っていたが…。その思いと裏腹に、献身的に支えてきたが、万策尽きてしまった。

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