記事登録
2008年11月04日(火) 13時06分

義弟の解職めぐるペイリン氏の職権乱用疑惑、州人事委は否定CNN.co.jp

アラスカ州アンカレジ(CNN)米共和党の副大統領候補サラ・ペイリン・アラスカ州知事の職権乱用疑惑を調べていた州人事委員会は3日、ペイリン知事による州法違反はなかったとする調査報告書をまとめた。

この問題をめぐっては、ペイリン氏が妹の元夫マイク・ウーテン氏の州警官職を解こうとしたが、前州公安委員長のウォルト・モネガンがこれを拒んだため、7月にモネガン氏を解任したとの疑惑が浮上していた。

しかし人事委員会の調査を主導したティモシー・ペテュメノス弁護士は最終報告書で「この件に関連して知事、あるいは州当局者が州行政府倫理法に違反したと信じるに足る理由はない」と結論付けた。

疑惑はペイリン氏が副大統領候補に任命される以前から浮上しており、先に行われた州議会主導の調査では、ペイリン氏がウーテン氏を解職させようとしたのは行政府倫理法違反に当たると結論付けていた。

ペイリン氏も当初は議会の調査に協力する姿勢を示していたが、副大統領候補となった後に姿勢を転換。自分の前任者が任命した委員で構成される人事委員会に調査を担当させていた。



【関連記事】
ペイリン氏、マケイン氏の足かせになる恐れ 世論調査結果
ペイリン氏の「首つり人形」、市長が撤去説得 カリフォルニア
大統領選敗北でも中央政界に残ると主張、共和党のペイリン知事
アラスカ州有力紙がオバマ氏支持 ペイリン知事のお膝元
マケイン氏顧問とペイリン氏の間に不協和音 手に負えないと

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081104-00000001-cnn-int