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2008年11月04日(火) 21時48分

医学部の来年度入学定員、過去最多の8486人読売新聞

 文部科学省は4日、全国77の国公私立大学医学部で来年度の入学定員を今春より693人増やし、8486人とする計画を発表した。

 医師不足に対応するもので、ピークだった1981〜84年度の8280人を約200人上回り、過去最多となる。各大学では増員を機に、医師不足の地域に集中的に人材を送り出すための方策として、地元入学枠や奨学金の新設を検討しているという。

 入学定員を増やすのは、医学部を置く全国79大学のうち77大学で、国立42大学(363人)、公立8大学(59人)、私立27大学(271人)。大学別で見ると、10人前後の増員がほとんどで、最も多く増員するのは、順天堂大と岩手医科大の20人だった。文科相の諮問機関「大学設置・学校法人審議会」での審議を経て、年内に正式決定する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081104-00000054-yom-soci