2008年11月04日(火) 21時43分

＜伊藤ハム＞社長が記者会見で初めて謝罪　地下水汚染で（毎日新聞）

　伊藤ハムの東京工場（千葉県柏市）の地下水から基準値を超えるシアン化合物が検出された問題で、同社の河西（かさい）力社長が４日、問題発覚後初めて記者会見に出席し「全国のお客様、取引先にご迷惑をかけたことを心から深くおわびする」と謝罪した。

　河西社長は「重大な経営責任を感じるが、まずは組織強化の先頭に立つのが一番の責任」として、引責辞任の意向がないことを明らかにした。９月２４日に地下水の異常を確認しながら１０月１５日まで使用を続け、自主回収まで１カ月かかった原因については「（現場から）上層部に報告がなかった。危機管理マニュアルも機能しなかった」と述べた。

　一方、外部有識者による調査対策委員会は、公表が遅れた対応を「ミス」と断定。同工場地下水の化学的調査を進める方針も決めた。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081104-00000127-mai-soci