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2008年11月04日(火) 21時27分

投票所に有権者の長い列、注目バージニア州で高い関心読売新聞

 【フェアファックス(米バージニア州)=宮崎健雄】米大統領選の投票が始まった4日、注目州のひとつである南部バージニア州フェアファックスの投票所では、投票開始の午前6時(日本時間4日午後8時)までに約300人の有権者が長い列を作り、今回大統領選への関心の高さをうかがわせた。

 共和党の牙城として知られる同州では今回、2日までの各種世論調査で、民主党のバラク・オバマ候補(47)が4〜6ポイント差でリード。巻き返しを図る共和党のジョン・マケイン候補(72)と激戦を繰り広げてきた。

 まだ暗い午前5時から新聞を片手に先頭で並んでいた弁護士クリスティーナ・アイオティスさん(45)は、オバマ氏支持。「こんなに早く起きて投票に来たのは、生まれて初めて。今回は歴史上、重要な選挙になる」と話した。

 同州アーリントンの投票所でも、約280人が投票所の開く前に足を運び、選挙ボランティアの女性(27)は「4年前の大統領選では、こんな長い列はできなかった」と驚きの表情だ。

 ここでも一番乗りはオバマ氏支持者だったが、マケイン氏支持の主婦ダナ・ラロックさん(53)は「ベトナム戦争で捕虜になった。祖国に仕えた経歴は称賛に値する」と語り、最高司令官にはマケイン氏がふさわしいと強調した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081104-00000052-yom-int