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2008年11月04日(火) 21時02分

<雑記帳>犬吠埼の霧笛音を収録 CDを発売毎日新聞

 船舶の安全航行のため灯台から流れていた霧笛の音を後世に伝えようと、千葉県銚子市の市民団体「犬吠埼(いぬぼうさき)ブラントン会」が、CD「霧笛〜失われたサウンド〜」を制作した。

 霧笛は明治以降の約100年、濃霧や吹雪で視界不良の時に活躍したが、全国16の霧信号所が全廃されることになり、犬吠埼からも今年3月、太平洋に向けて響く「ブォ〜」という音が消えた。

 CDには波や虫の音とともに47分間の霧笛を収録。1枚2000円で販売。会の仲田博史代表(電話0479・25・2511)は「売り上げを元手に霧笛の学術調査を」と大胆“霧笛”に構想中。【新沼章】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081104-00000113-mai-soci