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2008年11月04日(火) 16時03分

意外な“小室像” 「店屋物食べ遅刻常習、とにかく変人」産経新聞

 音楽プロデューサーの小室哲哉容疑者とともに著作権詐欺事件に関与したとされる「トライバルキックス」の監査役、木村隆容疑者(56)は取材に、兵庫県の投資家を小室容疑者に紹介したことを認めたうえで、「とにかく変わった人」などと“小室像”を語った。一問一答は次の通り。

 −−知り合ったのは

 「平成16年に知人の紹介で。呼ばれたマンションに行ったら小室プロデューサーがいて驚いた。部屋でピアノを弾いてくれて感動した。金に困っていたのでピアノや車を買ってあげた。今でも4000万円を貸したまま」

 −−どんな人なのか

 「頭がいい人。ビジネスのスキーム(計画)なんかも作れる。私生活は質素で食事は店屋物ばかり。でも、とにかく変な人。よく遅刻するし、突然いなくなったりもする」

 −−問題の取引への関与は

 「知人に『面倒を見てくれ』と言われて譲渡先を探した。一時的に疎遠になった後には『ディスコミュニケーション(相互不理解)があったが、これからは頑張る』と手紙をもらってまた協力することにした。兵庫県芦屋市の投資家も紹介した」

 −−だますつもりは

 「ない。小室プロデューサーが投資家と2人でどんな話をしていたかは知らない。わたしは仲介料ももらっていないし、よかれと思ってやったことなのに困っている」

 −−借金が多いようだが

 「なぜだかは分からない。事業の失敗か。それとも周囲にいい顔をしているうちにかさんだのか」

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