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2008年11月04日(火) 11時20分

【中華芸能】「日本音楽教父」小室哲哉逮捕 中華圏にもショックサーチナ

 5億円を詐取した疑いで大阪地検特捜部に4日逮捕された小室哲哉容疑者(49)について、台湾のメディア各社は4日、早朝から事件の詳しい報道を始めた。

 小室容疑者が90年代半ばにプロデュースなどを手掛け、安室奈美恵さんらが活躍した「小室ファミリー」の音楽は、台湾や香港でも広く親しまれ、小室容疑者は「日本の音楽教父(ゴッドファーザー)」の名をとどろかせた。今後事件の詳細が報道されると、ファンの間にショックが広がると見られる。

関連写真:そのほかの小室哲哉に関する写真

 調べによると、小室容疑者は兵庫県芦屋市の会社社長に音楽著作権の売却を持ちかけ5億円をだまし取った疑い。

 小室容疑者は1998年に自ら立ち上げた音楽会社「ロジャム」の香港や中国などでの事業が不調で、30億円以上の損失を出したとも伝えられている。

 「ロジャム」は2001年5月、ベンチャー市場のGEMに株式上場。香港、台湾、韓国などで音楽制作などを行っていたが、2004年5月には主要株主の小室容疑者と妻で歌手のKEIKOさんが持っていた株式を売却し、経営から退いた。

 「ロジャム」は赤字経営が続いていたが、同年11月に黒字転換。日本での配信事業や中国でのディスコ経営を続けていたが、ディスコ事業は08年夏に停止した。

 写真は1997年、日中国交正常化25周年記念として開いた小室容疑者の中国コンサートのチケット売り場にて。(編集担当:恩田有紀)

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