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2008年11月04日(火) 11時12分

小室容疑者の東京・港区自宅マンションは騒然、母校・早実も困惑産経新聞

 東京都港区にある小室哲哉プロデューサー(49)の自宅が入るマンションには4日午前8時ごろ、大阪地検の係官約10人が家宅捜索に入った。

 六本木ヒルズ近くの高級住宅街にある白い外観の14階建てマンションには、早朝から50人を超える報道陣が詰め掛けた。上空には中継のヘリコプターが飛び交い、静かな住宅街は騒然とした雰囲気に包まれた。

 午前8時すぎ、特捜部の係官がマンションに整然と列をなして到着すると、入り口では詰め掛けた報道陣が殺到。「離れろ」と怒声が飛び交う場面もあった。

 隣接するマンションを管理する男性(64)は「(小室プロデューサーが)この辺に住んでいることはうわさで聞いていた。大勢の報道陣に驚いて、警察に通報した人がいると聞いたが、静かな住宅街がこんな騒ぎになるなんて」と驚いた様子だった。

 また、近所に住む主婦(76)は「少し前に道で見かけたことがあるが、オーラがあって普通の人ではないんだなと思っていた。朝からヘリコプターが飛んでいて、少し怖かった」と足早に去っていった。

 一方、小室容疑者が卒業した東京都国分寺市の早稲田実業高校には「小室哲哉記念ホール」がそびえ立ち、その入り口には小室容疑者の手をかたどった実物大の彫刻もある。

 この日は、早実初等部の入試があり、小室容疑者の詐欺事件について職員は「それどころではない」と困惑しながらも、「2年前の甲子園の優勝では随分、注目されたが、久しぶりの話題がこんな話とは」と嘆いた。

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