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2008年11月03日(月) 16時38分

4日宮沢賢治のシンポや朗読中国新聞

 呉昭和高(呉市焼山)は4日、シンポジウムや朗読、切り絵などを通じて宮沢賢治の世界に親しむイベントを同校で開く。学校と地域のつながりを深めようとする試み。多くの住民が事前に学校へ集まり、生徒と準備を進めた。

 シンポジウムは午後1時からで、賢治と同じ岩手県花巻市出身で呉市焼山に住む切り絵作家吉田路子さんが花巻弁の朗読を披露。賢治の弟の孫に当たる和樹さん、竹村信治広島大大学院教授らと生徒が「異質なるものとの対話 宮沢賢治が現代に問いかけるもの」と題し意見を述べ合う。

 校内では4—7日、吉田さんの幻想的な切り絵や絵、生徒が手作りした賢治の作品紹介などを展示し、一般開放。準備段階で住民は展示のレイアウトなどを手伝っている。

【写真説明】住民のアドバイスを受けながら、吉田さんの絵の展示準備を進める生徒

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811030099.html