東京都杉並区立和田中の校長を3月まで務めた藤原和博さん(53)が講師を務める教育講演会が2日、福山市の福山誠之館高であった。都内の公立中で初の民間人校長としてさまざまな取り組みをした藤原さんは「学校運営には地域との連携が不可欠」と強調した。
福山ロータリークラブが創立55周年を記念して主催し、教育関係者や保護者など約900人が聴講した。
「これからの公立学校と地域のあり方」と題した講演で藤原さんは、卒業した生徒の保護者や大学生、団塊世代が補習や課外活動に協力する「地域本部」の実践を紹介した。
【写真説明】学校と地域の連携について話す藤原さん