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2008年11月03日(月) 16時38分

校庭に後継の「一本松」中国新聞

 松枯れのため5月に伐採された島根県の元邑南町天然記念物「星が丘の一本松」を後世に伝えようと、接ぎ木による二世の苗木が2日、同じ高原小の校庭の真ん中に植樹された。

 県立緑化センター(松江市)で育った20本の苗木のうち、樹勢の良い6本を選抜。この日、約100人が見守る中、「星が丘の一本松を守る会」の井口聰会長(75)らが伐採の跡に移植し、木柵と風よけネットで周りを囲った。

 今後、樹木医の診断で最も状態の良い1本を後継の「一本松」として残す計画。植樹を見守った同小6年東辰紀君(12)は「今の1年生が卒業するころには立派に育ってほしい」と願っていた。

【写真説明】校庭の真ん中に二世の苗木を植える「守る会」の井口会長(左端)たち

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811030103.html