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2008年11月03日(月) 08時03分

【Re:社会部】メールをくれた方へ産経新聞

 「※重要なお知らせ※」という風変わりなメールが携帯に届いたのは、10月30日午前9時57分でした。知らないアドレスでしたが、本文によると、差出人は(株)MのFさんでした。

 「以前登録された総合情報サイトから退会処理がとられていないために登録料金、延滞料金が発生しており現状未納」「放置されますと身元調査並びに法定書類作成後、(株)Sによる法的な料金回収となります」

 ちょっと社名をネット検索してから、退会処理の連絡先に電話しました。

 出たのは穏やかな声音のAさん。Fさんを頼むと「接客中です」。「御社はどのような会社ですか」と尋ねると、「身辺・浮気の調査会社です」。

 そこで、「御社の社名と電話番号はネット上で架空請求の注意先に挙げられていますね」とただすと、「勘違いされている方が多く迷惑しております。困ってしまいます」。そのうち、穏やかだったAさんの口調は一変、逆ギレ気味に切られました、その後はずっと話中。結局Fさんとは話せずじまいなのです。

 Fさん。私は裁判担当の記者です。いずれ詐欺を裁く法廷でお目にかかる機会もあるでしょうか。読者のみなさんはマネされず、怪しいメールはどうぞ、無視なさいますように。(潤)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081103-00000064-san-soci