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2008年11月03日(月) 22時55分

GM・クライスラー合併への公的支援、米財務省が難色読売新聞

 【ニューヨーク=池松洋】ゼネラル・モーターズ(GM)がクライスラーとの合併に際し求めていた金融安定化法による支援について、米財務省が難色を示している模様だ。

 米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)が2日、報じた。

 財務省が支援を拒否したことで、GMとクライスラーの合併協議の成否は4日の大統領選後の次期大統領の判断に委ねられそうだ。

 財務省内では、金融機関からの不良資産買い取りや資本注入のために用意した最大7000億ドルの公的支援枠を、GMなど事業会社の再編に活用することへの慎重論が強い。10月31日にGMに対し拒否すると回答したという。

 ただ、自動車業界による低燃費車の開発を支援するため、総額250億ドルの低利融資制度の早期実施には政府として取り組む方針を示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081103-00000037-yom-bus_all