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2008年11月03日(月) 22時11分

「心の中ではモビルスーツ」と“石井節”産経新聞

 プロ格闘技への転向を3日、表明した北京五輪柔道男子100キロ超級金メダルの石井慧選手(21)。「やっと隠れずに練習できます」。「強いといわれる選手全員に勝って『60億分の1の男』になりたい」などと石井選手独特の言い回しに終始した。

 スーツ姿で会見に臨んだ石井選手は「今日はスーツを着ていますが、心の中ではモビルスーツを着ています」といきなりの“石井節”。今後の活動の見通しについては「柔道での実績は忘れて、総合格闘技の白帯として練習する」とし、所属団体や対戦カードについては「素人なので色々な人と相談して決めたい。MMA(総合格闘技)に失礼のないよう、実力を付けてから戦いたい」とここは慎重な言い回し。

 また、会見前日に応援で訪れた学生大会では、ロサンゼルス五輪柔道金メダリストの山下泰裕・全日本柔道連盟理事から「格闘技の世界で迷うことがあったら、今まで柔道家としてやってきたことに立ち返れ」と激励されたエピソードも披露。「勝つという自信は、素人なのでまったくない。でも、この世界に行って絶対成功してやるという気持ちは強く持っています」と話した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081103-00000556-san-spo