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2008年11月03日(月) 00時00分

広大に全国初の口腔修士課程中国新聞

 広島大は来年4月から、大学院医歯薬学総合研究科(広島市南区)に歯科衛生士と、歯科技工士向けの修士課程を国内で初めて設ける。組織再生や新型感染症への対応など、先進医療に貢献するスペシャリストや教育者を養成する。

 修士課程は「口腔(こうくう)健康科学専攻」。定員は2つのコースで計12人となる。クリニカルコースは歯学部卒の経歴がある人に限定。チーム医療に携わったり、国際的に活躍したりする高度歯科衛生士を送り出す。医学部や工学部など他学部からも幅広く学生を集めるリサーチコースは、歯科の専門家が新たに役立てる領域を切り開く人材を育てる。産学連携研究が柱の一つになる。

 歯学部の二川浩樹・口腔保健学科長は「歯科で地域医療に貢献するとともに、口腔学のすそ野を広げる人材を輩出したい」と狙いを説明している。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811030045.html