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2008年11月03日(月) 00時00分

パーキンソン病支援求め署名中国新聞

 手足が震え、徐々に身体の自由を奪われる神経性難病パーキンソン病への理解と支援を求める署名活動が2日、広島市中区の福屋八丁堀本店前であった。患者や家族たち約25人が、根本的な治療法確立の研究推進や薬代など経済的な負担の軽減を訴えた。

 パーキンソン病は、神経物質ドーパミンの減少で起きる進行性の難病。医療費が公費負担となる特定疾患に指定されている。しかし、厚生労働省は2006年、最終的に見送ったものの、患者が全国で5万人以上いることを理由に特定疾患から外す方針を示すなど患者や家族の不安感は増している。

 この日の行動は、全国組織の一斉活動の一環で、約2時間で225人分が集まった。広島県内では、6日午前11時から福山市の繁華街でも署名を集め、来年4月に他県分と合わせて衆参両院の議長へ提出する。

【写真説明】街頭で署名を呼び掛ける全国パーキンソン病友の会県支部の水野慶三支部長(右端)たち

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811030047.html