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2008年11月03日(月) 21時01分

米大統領選、トラブル対応に両陣営とも弁護団産経新聞

 【ワシントン=山本秀也】米大統領選を前に、全米各地の選管や民主、共和両党の選対本部では、投票をめぐるトラブルへの警戒を強めている。フロリダ州での集計作業をめぐる2000年大統領選の混乱劇を念頭に置いたものだ。

 共和党のマケイン陣営では、投票や選挙人登録の不正に関して通報を受け付ける「ホットライン」を設けてオバマ候補(民主党)の得票を監視する構えだ。

 対するオバマ陣営も、選挙戦が司法に舞台を移した場合に備えている。2000年の開票トラブルが州と連邦の法廷で争われた教訓から、両陣営とも多数の弁護士を早々と招き、準備に余念がない。

 大混乱を引き起こしたパンチカード式の投票用紙はその後、マークシート式や電子投票に移行した。しかし、電子投票は投票者がタッチパネルの操作を誤ったり、システムが動かなくなったりと、不具合が解消されておらず、電子投票への完全移行は遅れている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081103-00000545-san-int