【マニラ３日共同】フィリピンのマニラ首都圏のホテルで２日、宿泊客の井上佳久さん（６３）＝本籍・群馬県＝が自室で刺殺されているのが見つかった。フィリピン警察が３日明らかにした。警察は殺人事件として捜査を進めている。
警察によると、井上さんは１０月３０日に１人でフィリピンに到着し、マニラの繁華街にあるホテルに滞在。電話やノックに応答がないため不審に思った従業員が部屋に入ったところトイレで遺体を発見した。首や背中などに８カ所の刺し傷があり、ベッドの上からはナイフの柄が見つかった。
室内は荒らされており、警察は奪われた所持品がないか調べている。井上さんを訪問した人がいたことから、警察は交友関係の洗い出しも進めている。
井上さんはたびたびマニラを訪れ、現場のホテルを定宿としていた。