23年前のタイムカプセル発掘（中国新聞）
福山市津之郷小の卒業生たちが２日、23年前に学区内の山の頂上に埋めた「タイムカプセル」を掘り起こした。夢や希望を記した作文に目を通し、当時を懐かしんだ。
発掘には1985年当時の１—６年生とその保護者、地域住民の計約100人が参加。約５キロ離れた高増山（399メートル）に歩いて登り、深さ約１メートルに埋められていたプラスチック製バケツ（直径約30センチ）を掘り出した。同小に持ち帰り開封すると、将来の夢の作文や親から子へのメッセージ、児童名簿、給食だよりなどが出てきた。
当時６年生だった岡山市鹿田本町の医師江木盛時さん(34)は作文の夢を実現。「初心に帰って働きたい」と話した。
【写真説明】23年前の思い出が詰まったバケツを開封する卒業生ら