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2008年11月03日(月) 12時31分

広島の異臭騒ぎは知人の犯行か 強殺未遂容疑で再逮捕へ東京新聞

 広島県廿日市市のマンションで10月中旬、硫化水素が発生し男女2人が病院に運ばれた騒ぎは、発生源の部屋の所有男性(64)の知人で、広島市西区の会社社長の男(50)=窃盗容疑で逮捕=の犯行だった疑いのあることが3日、県警の調べで分かった。

 県警は、男性からの借金を逃れるため、男が心中に見せかけて部屋にいた男性と女性(34)を殺害しようとしたとみて、強盗殺人未遂容疑で近く再逮捕する方針。 調べでは、男は騒ぎの直前、2人が就寝中の部屋に侵入し、硫化水素が発生する液体入りのペットボトルをベッド脇に置いた疑いが持たれている。

 異臭に気付いた女性が110番。2人は軽症だったが、住民や近隣のホテル宿泊客らが一時避難し、近くの桟橋発着のJR宮島航路のフェリー計10便が欠航した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008110301000123.html