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2008年11月03日(月) 16時21分

米大統領選、4日投票 オバマ氏の優位動かず東京新聞

 【ワシントン3日共同】8年続いたブッシュ政権の後継を決める米大統領選は米東部時間4日午前(日本時間同日夜)から全米各州で順次投票が始まり、即日開票される。全体情勢は民主党のオバマ候補優位で動かず、米国史上初の黒人大統領誕生への期待から、民主党支持者の興奮は最高潮に達している。共和党のマケイン候補は土俵際からの逆転に望みを託す。

 3日の各種世論調査の全米平均支持率はオバマ氏が約6ポイントリード。この傾向は最近10日間ほど大きく変わっていない。ただ黒人候補には事前調査の支持率が有利に出る傾向があるといわれ、安泰ではない。

 勝敗の鍵を握る激戦州では、オハイオ、フロリダなど選挙人の数が多い州でオバマ氏が優勢で、焦点はバージニア、コロラドなど従来、共和党が強いとされてきた州の行方に移っている。

 オバマ、マケイン両氏は2日、それぞれ激戦州を遊説。民主党地盤の切り崩しを狙うマケイン氏は、ペンシルベニア州で「熱気と勢いが出てきた。数ポイント負けているが希望を捨てない」と声を振り絞った。オバマ氏はオハイオ州で「まだまだやるべきことは残っている」と引き締め。

 結果は早ければ東部各州の開票が進む4日深夜(日本時間5日昼)にも判明する見通し。ただ接戦になったり、投開票作業にトラブルがあった場合、大幅にずれ込む可能性もある。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008110301000179.html