記事登録
2008年11月02日(日) 17時38分

中川財務・金融担当相、追加経済対策に強い決意産経新聞

 政府・与党が先月30日に決定した追加経済対策について中川昭一財務・金融担当相が語った。

 −−追加経済対策の全体像は

 「生活者、中小企業、地方に元気を取り戻すためにあらゆることを考えた。これからも、もっと対策を考えようという強い決意で発表した」

 −−生活支援定額給付金2兆円の国内総生産(GDP)押し上げ効果は0.1%しかない

 「GDPの0.1%でも5000億円だ。経済効果は非常に大きい。安心、安全の観点から、ある程度、貯蓄に回っても良い。消費に100%回さなければいけないというものでもない」 

 −−麻生太郎首相は消費税率の引き上げを明言した 

 「安定的な社会保障制度構築のために恒久的な財源が必要だというのはコンセンサスだと思うが、景気が悪い時の増税は、より(景気収縮方向に)効く。『景気を良くして3年後に消費税をお願いしたい』とは、景気対策が最優先ということだ」

 −−消費税はいつから何%上がるのか

 「年末に向け党内と政府で議論していかなければならない。麻生首相は中福祉・中負担と言っている。国民の理解が得られる給付の程度と財源は、首相の一存で決められる問題ではなく、議論が必要だ」

 −−株式市場対策は

 「空売りなど実体と関係のない投機によって株式市場が混乱することには断固として戦いたい」

 −−具体策は

 「ある。ただ、これは突然やることに意味がある」

【関連記事】
給付金に所得制限を検討 与謝野経財相が民放で発言
消費税引き上げ、麻生首相「景気回復が前提」と軌道修正
検証 首相はなぜ解散を先送りしたのか
相田翔子が披露宴 なんと!麻生首相も出席
小沢氏が定額給付金批判 「選挙前の思い付き」 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081102-00000524-san-pol