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2008年11月02日(日) 17時14分

「首相は立派」「後に請求書」=3年後の消費税上げで議論−与野党時事通信

 与野党の政策責任者は2日、NHKの討論番組に出演し、麻生太郎首相が追加の経済対策策の発表に併せて3年後の消費税増税を打ち出したことについて議論を展開した。
 自民党の園田博之政調会長代理は「将来、消費税を引き上げないと社会保障は維持できないと、衆院選前に言ったのはきわめて立派だ」と評価。公明党の山口那津男政調会長も「3年以内に景気を回復させ、国民の生活の痛みを止めるということに重点がある」と一定の理解を示した。
 これに対し、民主党の直嶋正行政調会長は「天丼をごちそうになり、後から1万円の請求書が来た(ような話)。対策の効果は全く損なわれた」と述べ、容認できないとの立場を強調。共産党の小池晃政策委員長は「(給付金などの)ばらまきは一瞬、増税は一生ということになる」と、首相を痛烈に批判した。 

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