民主党の輿石東参院議員会長は一日、山梨県富士河口湖町で街頭演説し、航空自衛隊トップの
参院では、インド洋での海上自衛隊による給油活動を継続する新テロ対策特別措置法改正案が審議中。共産、社民両党も論文問題を徹底追及する方針で、政府、与党が目指す改正案の早期成立は困難な情勢だ。
民主党の鳩山由紀夫幹事長は一日、千葉県印西市で街頭演説し「対テロ新法案の審議で、この問題を掘り下げていく」と強調。イラクでの航空自衛隊の活動を違憲とした四月の名古屋高裁判決に関し、田母神氏が「そんなの関係ねえ」と発言したことに触れ「その時点で政府がもっと発言を重視すべきだった」と批判した。
社民党の福島瑞穂党首は同日、横浜市で記者団に「『関係ねえ』と発言した時点で更迭しなかった政府の責任も追及する」と述べ、田母神氏の参考人招致を求める考えを示した。
民主党は、後期高齢者医療制度の見直しを突然表明した舛添要一厚生労働相や、事務所費問題が浮上した河村建夫官房長官についても問責決議案提出を検討しており、衆院解散を当面見送った麻生首相への対決姿勢を強める方針だ。