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2008年11月02日(日) 00時00分

弁護士不足解消へ法律事務所中国新聞

 広島弁護士会が運営支援する都市型公設事務所「広島みらい法律事務所」(広島市中区)は1日、初の支所を尾道市東御所町に開いた。来年5月の被疑者国選制度の拡大を前に、尾三地区の弁護士不足の解消を目指す。

 長場誠弁護士(34)が尾道支所長として常駐し、広島地裁尾道支部管内の尾道、三原市、世羅町を担当。法律相談や国選弁護人がつく刑事事件などに取り組む。管内の弁護士は1人増の8人となる。

 来年5月から、容疑者段階で弁護人が付く被疑者国選制度の対象が大幅に広がる。弁護士会は、尾道支部管内の弁護士1人が1年間に担当する事件は、現在の数件から約20件に増えると試算し、支所の開設を決めた。

【写真説明】広島みらい法律事務所尾道支所の開所式であいさつする長場弁護士

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811020004.html