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2008年11月02日(日) 23時41分

<06年茨城監禁>被告供述通り、山中に骨 不明の少年か毎日新聞

 茨城県鹿嶋市で06年、市内に住む工員の酒井浩樹さん(当時19歳)ら2人が知人に監禁され、酒井さんが行方不明になっている事件で、県警鹿嶋署は2日、逮捕監禁罪で起訴された神栖(かみす)市筒井、自動車登録代行業、福岡博実被告(30)らの供述に基づき、同県城里町の山中で人間の頭部とみられる骨を発見した。酒井さんと確認でき次第、福岡被告らを死体遺棄容疑で再逮捕する。

 同署は3日に本格的に捜索する。福岡被告らは調べに対し、「酒井さんを鉾田市内などで暴行したところ死亡したため、城里町の山林に埋めた」と供述。10月30日から福岡被告や、遺棄の実行役とみられる新潟市江南区、無職、高久勇一被告(35)=同罪で起訴=らを同行して城里町内で捜索を続けていた。

 起訴状によると、福岡被告ら6人は共謀し、同年9月9〜13日ごろ、鹿嶋市内の住宅で酒井さんらの手足を縛り上げるなどして監禁し、暴行した。一緒に監禁された18歳の少年は解放されたが、酒井さんは行方不明になっている。同署は交友関係のトラブルとみている。【岩本直紀、清野崇宏、山崎理絵】

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