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2008年11月02日(日) 21時50分

<米海兵隊>沖縄駐留隊員の民間地立ち入りを禁止毎日新聞

 在沖縄米海兵隊は、駐留隊員に対し民間の住宅地や学校、墓地などへの立ち入り禁止命令を出した。10月31日付の在日米海兵隊の公式ホームページ(HP)で明らかにした。命令は「隊員の節度と安全に配慮するため」としており、違反者は軍法違反に問われるという。

 HPによると、民間住宅地で隊員は原則、道路と歩道の通行以外の行動はできない。学校も立ち入り禁止となり、児童・生徒と敷地内で話す場合は学校の文書による許可が必要とされている。

 また、墓地は「沖縄の人々にとって神聖な場所」として、家族が埋葬されているなどの場合を除き、立ち入り禁止地域に指定。米軍普天間飛行場の移転先のキャンプ・シュワブ(名護市)やキャンプ・ハンセン(金武町)周辺の運動施設や漁港は、住民同伴でないと立ち入りできなくなった。

 命令は他にも「賭博や売春などの違法行為が疑われる」とされる飲食店4店舗の実名を挙げ、隊員の入店を禁じている。【門田陽介】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081102-00000073-mai-soci