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2008年11月02日(日) 21時18分

オバマ氏が優位保つ、米大統領選4日投開票読売新聞

 【ワシントン=貞広貴志】ブッシュ政権8年後の米国の針路を決める米大統領選は4日、投開票される。

 ギャラップ社の世論調査(10月29日〜31日実施)によると、米史上初の黒人大統領を目指す民主党候補のバラク・オバマ上院議員(47)は、支持率52%と、共和党のジョン・マケイン上院議員(72)の41%に11ポイントの大差をつけており、優位を保ったまま投票日を迎える見通しだ。

 オバマ氏は1日、過去の選挙で共和党の地盤だった西部コロラド州で遊説し、「コロラドで勝利をおさめ、選挙に勝とう。米国と世界を変えよう」と訴えた。

 マケイン氏は、バージニア州などでの選挙運動の合間をぬってNBCテレビの人気深夜番組に出演、「私は、金のない共和党候補という変わり種」とユーモアをまじえて語り、支持立て直しを図った。

 選挙戦は最終盤まで両陣営を巻き込んだ「情報戦」の様相を呈している。

 1日には、オバマ氏のケニア国籍の叔母がシカゴで不法滞在していることが発覚。オバマ氏は「叔母の滞在が不法とは知らなかった」と釈明、大勢への影響はないと見られる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081102-00000029-yom-int