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2008年11月02日(日) 19時22分

中国の対台交流トップ、初の台湾訪問へ…経済強化に的読売新聞

 【台北=源一秀】中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会の陳雲林会長が3日から、5日間の日程で台湾を訪問し、台湾側の海峡交流基金会の江丙坤理事長と会談する。

 両窓口機関を通じた中台対話が1991年に始まって以降、中国側トップの訪台は初めて。

 5月の馬英九・国民党政権誕生以降、急速な接近を見せる中台関係に「台湾の主権が失われる」と憂慮する声もあがるなか、馬総統は「政治については語らない」と繰り返し表明、会談では中台双方が、経済関係の強化に的を絞って成果を目指す見通しだ。

 陳会長の訪台は、江理事長の6月の初訪中を受けて実現するもので、台湾側は「大陸から台湾を訪問する過去最高位の人物」(江理事長)と歓迎している。訪台期間中は馬総統との会談も予定されている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081102-00000020-yom-int