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2008年11月02日(日) 19時18分

清末の光緒帝、死因はヒ素中毒=毒殺説を裏付け−中国政府調査時事通信

 【香港2日時事】2日付の香港紙・文匯報などによると、中国政府の国家清史プロジェクト編さん委員会はこのほど、清朝末期の光緒帝(1871—1908年)は病死ではなく、ヒ素中毒で死亡したとする報告書をまとめた。この結論は公式の史書として編さん作業が進んでいる「清史」に記載されるという。
 中国原子力研究院や北京市公安局(警察本部)法医学鑑定センターが光緒帝の頭髪を調べたところ、大量のヒ素を検出。遺骨や衣服もヒ素で汚染されていたことが分かった。体内に吸収されたヒ素の総量は致死量を大きく上回っていたとされ、根強く言い伝えられてきた毒殺説が裏付けられた形だ。
 ただ、同委員会は今のところ、誰が光緒帝を殺したのかには言及していない。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081102-00000057-jij-int