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2008年11月02日(日) 19時07分

<与謝野氏>消費税率、10年代中ごろには10%に毎日新聞

 与謝野馨経済財政担当相は2日のNHKの討論番組で、麻生太郎首相が3年後の消費税率引き上げに言及したことに関連し、「段階的にお願いして(2010年代)中ごろには10%に届いてないと財政はパンクする」と述べ、経済状況の改善を図った上で、社会保障制度の安定財源として、段階的に5%以上の消費税率引き上げが必要との認識を示した。

 与謝野氏は追加経済対策に盛り込まれた定額給付金について「生活支援をすべき全世帯に出す」と述べ、支給対象から高所得者を外す方向で検討する意向を重ねて強調。ただ、事務作業が複雑となることから、公明党の山口那津男政調会長は「年度内の実施が大目標であり、遅れないようにしないといけない」と慎重な見方を示した。【三沢耕平】

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