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2008年11月02日(日) 09時57分

交番相談員が地域で存在感中国新聞

 警察官の外出による「空き交番」を解消する目的で広島県警が県内の全154交番に1人ずつ配置している「交番相談員」の活動が活発化している。子どもの見守りなど新たな仕事が加わり、本年度上半期に取り扱った業務件数は前年同期より2割増。「留守番役」を超え、存在感を増している。

 県警のまとめでは、県内の相談員が4—9月に扱った業務は計8万103件。前年同期より1万3181件、19.7%増えた。

 児童の下校時の見守り(1万6349件)と、物損事故報告書の作成補助(785件)が本年度から業務に加わったほか、自転車・バイク盗などの被害届の預かりが724件、拾得物の届け出受理が1万929件でそれぞれ15%余り増えた。

 一方、4万1561件と全体の半分以上を占める地理案内は、カーナビなどの普及を反映してか、11.5%減った。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811020033.html