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2008年11月02日(日) 17時42分

米海兵隊が民間地域立ち入り禁止令 沖縄東京新聞

 在沖縄米海兵隊が2日までに、隊員に対して基地外の住宅地や墓地など民間地域に理由なく立ち入ることを禁じる命令を出した。10月31日付の在日米海兵隊ホームページ(HP)で明らかにした。違反者は軍法違反に問われるという。

 在日米軍は2月の女子中学生暴行事件後に出した外出禁止令を段階的に緩和中。海兵隊は今回の措置について「節度をわきまえ、隊員の安全を図るため」としているが、米兵絡みの事件や事故が絶えない中、米軍への反発が続く沖縄に配慮したとの見方もある。

 HPによると、隊員自らが居住しているか、住民に招かれた場合以外は民間住宅地への立ち入りを禁止。道路や歩道の通行のみ認める。普天間飛行場の移設予定地のキャンプ・シュワブに隣接する同県名護市辺野古では公園や漁港も立ち入りを禁じた。墓地については「沖縄の人々にとって神聖な場所である」と説明している。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008110201000292.html