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2008年11月02日(日) 16時01分

米ボーイングのスト終結 賃上げ交渉2カ月ぶり決着東京新聞

 【ニューヨーク2日共同】米航空機大手ボーイングの従業員ら約2万7000人が加入する主要労働組合、国際機械整備士組合(IAM)は1日、賃上げ交渉の紛糾で9月6日から続けていたストライキを約2カ月ぶりに終結することを決めた。米メディアが伝えた。

 ウォールストリート・ジャーナル紙(電子版)によると、今後4年間で15%の賃上げを行うなどとした会社側提案を組合員投票で受け入れた。従業員らは2日にも職場復帰する見通し。

 ストの影響で、部品供給の遅れなどを理由に納入開始が再三延期されている次世代中型旅客機787(ドリームライナー)の生産がさらに遅れ、導入を予定している全日本空輸や日本航空の事業計画に悪影響が出ることも懸念されていた。

 AP通信によると、ボーイング幹部は同社の生産が2カ月以内にスト前の水準に戻るとの見通しを示した。ストによる会社側の損失は1日当たり1億ドル(約100億円)に上るとみられている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008110201000204.html