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2008年11月02日(日) 17時42分

中川財務・金融相、定額給付金の所得制限論に反対産経新聞

 中川昭一財務・金融相は2日、政府の追加経済対策に盛り込まれた生活支援定額給付金の支給対象に所得制限を設けるべきだとの意見が政府・与党内で出ていることについて「市町村の窓口で(給付を)実施するとなると手続きが難しい。迅速に実施することが大事だ」と述べ、制限は困難との見方を示した。フジテレビの新報道2001に出演後、記者団に語った。

 公明党の山口那津男政調会長も同日、NHK討論番組で「検討課題の1つだが、やろうとすると法律を作らないといけない。(給付の)年度内実施が遅れることがないよう検討しなければならない」と所得制限に慎重な姿勢を示した。

 一方、与謝野馨経済財政担当相は同番組で、「生活支援を必要とする世帯にしかるべき給付金を出すのが常識的な考え方だ」と述べ、高額所得者を対象から除外すべきだとの考えを改めて表明。「給付金をもらった人が『自分は必要なかった』とか、世の中に不公平感が残る配布は避けるべきだ」と強調した。

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