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2008年11月01日(土) 09時57分

地元産かんきつ喫茶店献立に中国新聞

 尾道市内の喫茶店32店でつくる広島県喫茶飲食生活衛生同業組合尾道支部が、地元産のかんきつ類をメニューに生かそうと動きだした。第1弾として10月にあった尾道大物産展で生ジュースを販売。今後、店で出す商品にも使っていく計画だ。

 西御所町の県営上屋2号倉庫で26日にあった物産展。支部のメンバーが瀬戸田産の極早生(わせ)ミカン80キロを生搾りジュースにして販売し、「地元産だから安心して飲める」などと好評だった。物産展の4日前には、6店舗のオーナーが「勉強会」で瀬戸田町を訪問。3ヘクタールのかんきつ栽培に取り組む森野裕年さん(49)から、有機肥料を使った場合の味への効果や、育成中の新品種の説明などを受け、生産現場の情熱を感じ取った。

 年末にかけ、瀬戸田産のデコポンやせとかを支部で購入し、ケーキやワッフル、モーニングなどに添えるカットフルーツに使う計画。大谷治支部長は「安定供給などの課題を克服しながら、お客さんによりいいものを届けていきたい」と加盟店にも参加を呼び掛けていく。

【写真説明】かんきつ農家の森野さん(左端)から栽培の工夫点などについて説明を受ける喫茶店オーナーら

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811010009.html