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2008年11月01日(土) 16時26分

駅前広場整備に形異なる5案中国新聞

 福山市のJR福山駅前広場整備の見直し案を検討する専門委員会は31日、市役所で第2回会合を開いた。市は、地下送迎場と福山城遺構の地下展示スペースの形や工法が異なる5つの整備素案の図面を提示した。

 市が委託業者と作成した、2つの地下送迎場整備案▽3つの地下展示スペース整備案—の5図面を基に、遺構の保存法や車両の交通機能を話し合った。

 市によると、地下送迎場は、城の舟入状遺構の南西にある外堀石垣を撤去して整備する従来案に加え、送迎場の形状を変えて石垣をできるだけ残す案を作成したという。変更案では地下送迎場の規模が縮小され、車両の駐車場と送迎場は計24台分から16台分に減る、としている。

 舟入状遺構の上部を覆う地下展示スペースの3つの整備案は、遺構を現状保存してタクシー乗降場がある地上部をかさ上げするか、地上を平らにし遺構の上部を撤去するかが主な違いとなっている。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811010209.html