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2008年11月01日(土) 13時36分

定額給付金、所得制限必要=政府・与党方針を転換−与謝野経財相時事通信

 与謝野馨経済財政担当相は1日、民放のテレビ番組に出演し、追加経済対策に盛り込んだ生活支援定額給付金について「高い所得階層の人にお金を渡すのは普通の常識からいって変で、この名前にも反している」と述べ、所得制限が必要との考えを示した。その上で、所得制限の具体的水準に関しては「1000万円を挟んでいくらかではないか」と語った。
 減税ではなく給付金の場合、税務情報の制限などもあり、政府・与党は「所得制限は技術的に難しい」と見送る方針を固めていた。しかし、10月31日の経済財政諮問会議で所得制限が必要との意見が相次いだほか、ばらまき批判が強いこともあり、軌道修正を迫られた格好だ。 

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