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2008年10月30日(木) 01時18分

本願寺派が宗会解散 決算議案めぐり、7年ぶり東京新聞

 浄土真宗本願寺派(京都市下京区、本山・西本願寺)の不二川公勝総長(71)は29日、決算議案の採決をめぐり正常な運営がなされていないとして、宗派の議会に当たる宗会(定数78)を解散した。同派の宗会解散は約7年ぶり。50日以内に議員選挙が行われる。

 本願寺派総局によると、28日の宗会で、新門徒の獲得を目指して計上されていた親鸞聖人750回大遠忌計画のインターネット事業費約1億4000万円をめぐり、特別会計の決算議案が否決された。

 この際、賛成票に議案を上程した執行部側の票が含まれず宗会は混乱。総長は29日、「正常な議会運営がなされておらず、責任者として決断した。宗門の世論に判断を任せたい」として解散権を行使した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008102901001049.html