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2008年10月30日(木) 17時00分

36歳ホリエモン、意外なセレブ人脈とギャンブル癖夕刊フジ

 闇カジノでバカラ賭博に興じていたとする「週刊現代」の記事をめぐり、発行元の講談社に5000万円の慰謝料と謝罪広告の掲載を求めた民事訴訟で、元ライブドア社長、堀江貴文氏(36)が29日、約1年7カ月ぶりに法廷に姿を見せた。メタボ腹で「賭博好き」を公言し、音楽プロデューサーの小室哲哉氏(49)との意外な親交も裁判で暴露したが、ブログでは≪もう36歳になっちまった…≫と誕生日を裁判所で迎えた複雑な心境を綴っていた。

 「(賭博は)好きですね」

 真っ黒にゴルフ灼けし、黒の長袖シャツにジーンズというラフなスタイルで法廷に現れた堀江氏。「ブラックジャックのほうが期待値がいい」と独自の賭博論も展開し、「賭けた累計額はウン千万円」と悪びれることなく答えた。

 裁判の焦点はカジノにいたとされる2005年11月18日から19日にかけての堀江氏の「アリバイ」だが、「小室(哲哉)さんの自宅まで行った」と意外な“事実”も暴露。大画面薄型テレビ10台で、あのロナウジーニョも夢中になったという人気テレビゲーム、「ウイニングイレブン」を楽しむ小室氏の生活ぶりも証言した。また、小室氏から「米国の音楽版権を中国に向けて着うた配信できる」と共同事業を持ちかけられたことも明かし、「直後につかまりましたんで、会社もクビになりましたんで」と自虐気味にポツリ。

 一方、自らのブログには≪ま、30歳になってからの数年間は非常に充実したものとなっているので、いいのですが。。。≫≪裁判所の姿勢もどうかと思う≫と強気な姿勢を見せたすぐ後で、≪ま、私が司法に信用されていない証拠なんだろうけど…。どんだけ、私は怪しい人物だと思われてんだろう?≫と自虐モードになるなど、乱高下する心情を綴っていた。

 この日はタレント、山口もえ(31)の夫で、実業家の尾関茂雄氏(34)も原告側証人として出廷。盟友の堀江氏のために「義理で来た」と述べた。

 堀江氏は証券取引法違反の罪で1審、2審で懲役2年6月の実刑判決を受け、現在上告中だが、ここに来てメディアへの露出を開始。今月3日には評論家の立花隆氏に名誉棄損の民事訴訟で勝訴するなど、活動が活発になってきている。

 親交のあったITジャーナリストの井上トシユキ氏は「いままで看過してきた批判的メディア、とりわけ週刊誌に対して対決姿勢を鮮明にしてきた」と話している。

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