記事登録
2008年10月30日(木) 17時30分

九十九電機が民事再生法申請−負債110億円、営業続けるアキバ経済新聞

 秋葉原に本社を置きパソコンショップなどを展開する九十九電機(千代田区外神田3)は10月30日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。

 同社は1962年設立。アマチュア無線機やアップル社のパソコンの販売を開始した後1978年、秋葉原初のパソコン・通信機の専門店を開設。その後、北海道や名古屋、都内などに店舗を展開。1996年にはインターネット通販事業立ち上げのため、ツクモホームページを開設。2000年には、業界最大級の自作パソコン用パーツ専門店「TSUKUMO eX.」と、日本初のロボット専門店「ツクモROBOCON Magazine館(現・ツクモロボット王国)」を秋葉原に出店。最近では9月にツクモ12号店をリニューアルオープンした。このほか、ユーモアを盛り込んだオリジナルパッケージのマイクロソフト製品やパン缶などもリリース。秋葉原では自作PCファン御用達ショップとしての地位を築いていた。

 帝国データバンクによると、負債総額は約110億円。同社は今後も営業を続け、再生に取り組んでいく。

【関連記事】
ショップスタッフ手製のセガサターンPCがツクモケース王国に(アキバ経済新聞)
ツクモ12号店リニューアル−市場変化に対応し買い取り窓口も(アキバ経済新聞)
ツクモ、オリジナルラベルの「パン缶」−パン目当ての来店客も(アキバ経済新聞)
九十九電機

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081030-00000001-hsk_ab-l13