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2008年10月30日(木) 22時57分

首相、給付金は「4人家族で約6万円」読売新聞

 麻生首相が30日に発表した追加景気対策は、米国発の金融危機の影響で、日本の景気がより深刻な後退局面に陥る事態を防ぐため、積極的な財政出動で景気テコ入れを狙っている。首相も同日の記者会見で、今後3年間は、景気回復のための減税を優先させる考えを表明した。

 ただ、首相は同時に「3年後に消費税の引き上げをお願いしたい」と明言し、中長期的には、経済成長と財政再建の両立を図る考えであることも強調した。

 対策の目玉となった定額給付金は、単年度の措置として、今年度中に全世帯に支給される。給付総額は2兆円で、首相は「単純計算すると、4人家族で約6万円になる」と説明した。

 住宅ローン減税は期限を延長したうえで、減税額の上限を過去最高水準に引き上げる。住宅投資を刺激する効果を期待している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081030-00000076-yom-pol