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2008年10月30日(木) 22時22分

橋下知事が帰国 早速学力テスト批判を大展開産経新聞

 中国の上海や南京などを訪問していた大阪府の橋下徹知事は30日午後、3泊4日の日程を終え、帰国した。関西空港で会見した橋下知事は、鳥取県教委が全国学力テストの市町村別や学校別のデータを来年度以降、開示する方針を固めたことについて、「知事の判断を尊重しなければならない。知事は、役人根性丸出しのばかげた実施要領に縛られてはならない」と早速、持論を展開した。

 さらに橋下知事は、「都道府県にデータを渡さずに、文科省と市町村で勝手にすればいい。簡単にほころぶ制度を作ることはばかげている」と文科省を痛烈に批判した。

 また今回の海外出張で、地方分権を進めなければ国際的な都市間競争に日本も地方も打ち負かされてしまうという危機感を抱いたとして、「もし、実施要領を『ルールだ』という知事がいるなら、もう少し地方分権を勉強してほしい」と注文を付けた。

 橋下知事は今回の海外出張について「上海市や江蘇省の高官とフランクに話ができ、友好が深まったのではないか」と振り返った。

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