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2008年10月30日(木) 21時59分

米GDP伸び率、マイナス0.3%=3四半期ぶり・7−9月期速報値時事通信

 【ワシントン30日時事】米商務省が30日発表した2008年第3・四半期(7−9月)の実質GDP(国内総生産)伸び率(速報値)は、消費の大幅な落ち込みを受けて、季節調整済み年率換算で前期比マイナス0.3%となった。緊急経済対策の戻し減税が消費を押し上げた前期(2.8%)から一転して、07年第4・四半期(マイナス0.2%)以来、3四半期ぶりのマイナス成長となった。
 マイナス幅は、市場予想中央値(0.8%、時事通信調べ)を下回ったものの、リセッション(景気後退)に陥っていた01年第3・四半期(マイナス1.4%)以来、7年ぶりの大きさ。米景気を下支えしてきた輸出も海外経済の悪化で伸びが鈍化している。金融危機が実体経済に本格的に波及するのはこれからで、リセッション入りの懸念が一段と高まりそうだ。 

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