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2008年10月30日(木) 21時49分

7〜9月の米GDPは0・3%減、3四半期ぶりマイナス成長読売新聞

 【ワシントン=矢田俊彦】米商務省が30日発表した2008年第3四半期(7〜9月)の国内総生産(GDP)速報値によると、実質成長率(季節調整済み)は年率換算で前期比0・3%減となり、07年第4四半期(0・2%減)以来のマイナス成長に陥った。

 金融危機の影響が、実体経済に広がっていることを裏付けた。

 米国では、マイナス成長が2四半期続くことを目安に、景気後退(リセッション)入りを判断する。08年第4四半期もマイナス成長になる可能性が高く、景気は01年3〜11月以来の後退局面となる公算が大きくなってきた。

 08年第3四半期の内訳は、GDP全体の約3分の2を占める個人消費の伸び率が前期(1・2%)を大きく下回り、3・1%減となった。個人消費は米景気を牽引(けんいん)してきたが、金融危機や株価下落が消費者心理を冷え込ませた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081030-00000072-yom-bus_all