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2008年10月30日(木) 21時38分

<イグアノドン類>1億2千万年前の地層から化石 福井毎日新聞

 福井県勝山市にある手取層群の地層(白亜紀前期、約1億2000万年前)から、鳥脚類の恐竜イグアノドン類の、ふ化後数週間とみられる子どもの下あごの化石がほぼ完全な形で出土した。生えかけの歯も1本残り、30日発表した同県立恐竜博物館の東洋一副館長は「イグアノドンの成長過程の解明につながる」と話している。

 化石は長さ7.7センチ、幅1.2センチ、高さ3.2センチ。同じ地層から同時期のイグアノドン類「フクイサウルス・テトリエンシス」の骨化石が多数見つかっており、この恐竜の幼体とみられる。化石は来月1日から一般公開する。

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