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2008年10月30日(木) 21時33分

追加対策を批判=3年後の消費増税に反発−野党各党時事通信

 野党各党は30日、麻生太郎首相が発表した追加経済対策について「評価できない」「ばらまきだ」などと一斉に批判し、3年後の消費税増税の方針にも反発した。
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は記者団に、追加対策に盛り込まれた定額給付金の支給について「究極の選挙対策、ばらまきだ」と強調。首相が景気回復後に消費税を引き上げる方針を示したことに関しては、「3年後に消費税を増税するなら、賢明な国民は決して財布のひもを緩めない」と酷評した。
 共産党の志位和夫委員長は「大増税が待っていると宣言して、どうして景気が良くなり、暮らしの不安がなくなるのか」と指摘。社民党の福島瑞穂党首も「首相は本当に国民生活を大事にしようと思っているのか」と疑問を呈した。国民新党の亀井久興幹事長は「どれだけ実効性を持っているか疑問だ。国民生活を本当に守ろうとの強い意志は感じられない」と述べた。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081030-00000233-jij-pol