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2008年10月30日(木) 21時27分

<九十九電機>民事再生法申請…老舗パソコン専門店毎日新聞

 東京・秋葉原の老舗パソコン専門店、九十九(つくも)電機(東京都千代田区)は30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は約110億円。店舗営業は続ける。

 九十九電機は47年創業。78年に秋葉原初のパソコン・通信機の専門販売店を開業したことで知られ、秋葉原を中心に、大阪、名古屋、札幌などに計13店舗を展開している。海外の低価格パソコンや部品の販売などでマニアの人気を集めた。民間信用調査会社の帝国データバンクなどによるとピーク時の00年8月期決算の売上高は374億円だったが、大手家電量販店などとの競争激化で、02年8月期には282億円まで売り上げが減少。02年から家電量販店の石丸電気傘下で再建を進めたものの、価格競争に歯止めがかからず、資金繰りが悪化していた。【小倉祥徳】

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